平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年12月4日(水曜日)、株式会社Voleurの月初責任者会議を実施いたしました。
本会議には、ご多分もれず社外取締役である天利氏(元株式会社日立製作所)にもご参加いただき、活発な議論が交わされました。今回の主要な議題は、弊社での実績を「グラフ」や「データ」として残すことの重要性についてです。
写真:ワークトリップの中で行われた責任者会議
ヴォルールの新しい働き方のカタチとして採用された、ワークトリップにおいて午前と午後の2部制に分けた、風通しの良い中で意見の出し合いが行われました。
責任者会議の目的と背景
12月の責任者会議では、ヴォルールの既存事業(人材事業、Web事業、通信事業)におけるデータの収集・分析方法を見直し、効果的な意思決定を行うための具体策を検討しました。特に、販路拡大と従業員の増加を視野に入れたデータドリブン経営の推進が議題の中心となりました。
具体的なデータ分析と課題抽出
今回の会議では、事業ごとに収集されているデータの分析結果が共有され、それに基づいた課題抽出が行われました。
人材事業:求人データの精度向上
課題
求人案件のマッチング率向上のため、応募者のスキルデータや企業ニーズの分析が不十分。
改善策
AIを活用したスキルマッチングツールの導入を検討。さらに、派遣先企業からのフィードバックを蓄積し、次回以降のマッチング精度向上につなげる。
Web事業:案件進行状況の可視化
課題
進行中の案件の進捗データが部門ごとに分散しており、全体の進行管理が困難。
改善策
プロジェクト管理ツールを統一し、全案件の進捗状況をリアルタイムで共有できる仕組みを構築する。これにより、納期遅延のリスク軽減を目指す。
通信事業:顧客満足度データの活用
課題
顧客アンケートデータが十分に活用されておらず、改善点が見逃されている。
改善策
アンケート結果を基に、プランやサポート体制を再設計し、既存顧客の満足度向上とリピート率の向上を狙う。
データ管理のメリットと具体的効果
責任者会議では、データを正確に収集・管理し、活用することで以下の具体的な効果が得られることが強調されました。
1. 経営判断の迅速化
データに基づく意思決定は、直感や経験だけに頼る方法と比較して正確性が増します。これにより、経営陣が迅速かつ効果的に販路拡大の戦略を立案できます。
2. コスト削減と業務効率化
分析結果に基づき、リソースの最適化を図ることで、無駄なコストを削減し、全体の生産性向上が可能になります。例えば、Web事業ではリードタイム短縮が直接的な利益につながると見込まれています。
3. 従業員教育の効率化
新規従業員の教育プログラムにおいても、蓄積されたデータが活用されます。これにより、個々の成長スピードに合わせた効果的な指導が可能になり、即戦力化を加速します。
従業員増加と教育体制強化の必要性
販路拡大が進む中で、従業員数の増加が見込まれています。責任者会議では、以下のような教育体制の強化案が提案されました。
データ活用型の研修プログラム
過去の事例や成功モデルをデータベース化し、新規採用者が短期間でスキルを習得できる仕組みを構築。
ナレッジシェアの促進
既存社員の経験をデータとして記録し、新たな社員が学びやすい環境を整備。
今後の展望
責任者会議を通じて、データ活用の重要性が再認識されました。
これを基に各事業の課題を解決し、効率的な販路拡大を実現することを目指します。また、増加する従業員に対して適切な教育を提供することで、企業全体の競争力を向上させる計画です。
ヴォルールはこれからもデータを活用し、新しい挑戦を続けていきます。
引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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