平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年11月27日水曜日
素敵なご縁をいただき、飯山小学校にて小学6年生を対象に講義をさせていただきました。
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業を行なっている風景
飯山小学校では、キャリア週間(社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育)という講話を受ける授業があります。
警察署や消防署はもちろんのこと、民間企業など、実際に社会に出てキャリアを積んでいる社会人からその想いや価値観を学ぶ週間です。
今回、ヴォルールはインターネットのプロとして、キャリアについて小学6年生に向けた授業をさせていただきました。
キャリアとは
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業にて質問に答えている風景
人は、他者や社会とのかかわりの中で、職業人,家庭人,地域社会の一員等、様々な役割を担いながら生きている。これらの役割は、生涯という時間的な流れの中で変化しつつ積み重なり、つながっていくものである。
また、このような役割の中には、所属する集団や組織から与えられたものや日常生活の中で特に意識せず習慣的に行っているものもあるが、人はこれらを含めた様々な役割の関係や価値を自ら判断し、取捨選択や創造を重ねながら取り組んでいる。
人は、このような自分の役割を果たして活動すること、つまり「働くこと」を通して、人や社会とかかわることになり、そのかかわり方の違いが「自分らしい生き方」となっていく物である。
このように、人が生活の中で様々な役割を果たす過程で、自分の役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが、「キャリア」の意味するところである。
平成23年1月31日
キャリア授業の内容
写真:飯山小学校の生徒をモデルにした「イイヤマくん」マイクラVer.
45分という限られた時間の中で、キャリアについての授業をしました。
生徒と一緒に創り上げる授業に意味があると思っていましたので、質疑応答の時間を多く取り、生徒たちみんなと創り上げさせていただきました。
生徒の叶えたい夢は、好きなことや憧れが多い中で、普段は誰かの役に⽴つための仕事でも、誰にも⾒えない場所で⼀⽣懸命に頑張った結果、笑顔を届ける仕事が多く存在していることを講話させていただきました。
具体的な仕事の例
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業にて実際に使用した資料の抜粋①
講話内容
まず、美味しいジュースを作るための仕事があります。でも⼯場にみんなが買いに⾏くのは遠い。だから、そのジュースを⽇本中どこでも買うことができるように⼯場からトラックで運ぶ仕事があります。冷たいジュースをコンビニや⾃販機で買えるように品を出す仕事もあります。
便利にしたいな!っていう想いがあるから、⽣まれた仕事だと思います!
僕の仕事も同じですが、誰かの役に⽴つための仕事でも、誰にも⾒えない場所で⼀⽣懸
命、頑張った結果、笑顔を届ける仕事が多く存在しています。
小学生たちへの具体的なアドバイス
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業にて実際に使用した資料の抜粋②
講話内容
世の中に存在する、普段は見ることができない仕事の風景写真を資料に混ぜて、生徒たちへクイズ形式で「何をしている仕事なのか?」と「どんな想いを持ってその仕事をしているか?」を答えてもらいました。
仕事が存在する理由には、便利に使って欲しい!使いやすくしたい!笑顔になってほしい!
そんな想いを持って得意なことや好きなことから仕事は成り⽴っているということを講和しました。
ヴォルール式キャリア授業
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業にて実際に使用した資料の抜粋③
講話内容
これからの時代、ロボットや AI が進化して、たくさんの新しい仕事も⽣まれます。
でも、⼤切なのは『⼈を笑顔にする気持ち』だと思います。
私の仕事もその⼀つで、画⾯の向こうの誰かを笑顔にしたい、そんな気持ちで⽇々取り
組んでいます。みんなも好きなことを再確認して、好きなことを突き詰めて、誰かの役に⽴つことを考えてみてください。
こんなことをしたら、誰かが喜んでくれるかな?って考え始めたその瞬間から、みんな
のキャリアが始まります。
この写真は僕が⼤学⽣の頃から、今も続いているカンボジアへの学校建設の⽀援。
みんな学校へ⾏きたくても⾏けなかった。でも学校を作ったら、カンボジアの生徒たちは、友達もできたしステキな笑顔も沢山できた!⼤切なのは『⼈を笑顔にしたいという気持ち』です。
キャリア授業の総括
写真:飯山小学校の6年生に向けたキャリア授業にて実際に使用した資料の抜粋④
講話内容
今⽇みんなに伝えたいことは、今から、何をする時でも『これで誰かが笑顔になるかな?』って考えてみよう。夢とか仕事じゃなくて、ゲームをしている時も考えられます。
1、この敵の倒し⽅を友だちに教えてあげたら、友だちがきっと喜ぶだろうな。
2、テストで 100 点取れたら、先⽣が『すごいね!』って笑ってくれるかな。
3、『おはようございます』って挨拶をしたら、近所のおばあさんが嬉しくなるかもな。
そんなふうに考えながら⾏動できたら、みんなは将来きっとかっこいい⼤⼈になれるし、
やりたいことが絶対にできるようになります。
こんなことをしたら、誰かが喜んでくれるかな?って考え始めたその瞬間から、みんなのキャリアが始まります。
とにかく、なんでもやってみる!
ダメだったら変えたらいい!
⼈⽣はいつだって何度だってやり直せる!
今⽇から少しずつやってみてください。
結びに
写真:飯山小学校の6年生が授業終了後に質問ややってみたいことを教えてくれている風景
今回の飯山小学校でのキャリア授業では、生徒の皆さんのキラキラとした目や、未来に向けた真剣な質問から、多くのエネルギーをいただきました。「誰かを笑顔にするために、自分ができることは何か」を考えるきっかけになれたのなら幸いです。これからもヴォルールは、次世代を担う子どもたちに寄り添い、キャリア発達を支える活動を続けてまいります。
最後になりましたが、このような貴重な機会をいただいた飯山小学校の皆さまに心より感謝申し上げます。またお会いできる日を楽しみにしています。
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