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2学期始動!! | 論理だけでなく、自発性と協働力を育むプログラミング教室

  • 執筆者の写真: 釘崎野薔薇
    釘崎野薔薇
  • 9月26日
  • 読了時間: 4分

飯山小学校でのプログラミング教室、2学期が始まりました!


2025年9月18日より、飯山小学校でのプログラミング教室がいよいよ2学期をスタートしました。そして昨日(9月25日)には2度目の授業を終え、あらためて生徒たちの成長や新しい挑戦する姿を目の当たりにすることができました。



9月18日(第1回) Canvaで自己紹介カードづくり

プログラミング教室を楽しく笑顔で受けている小学生

初回の授業では Canvaを用いて自己紹介カードを制作しました。学年に関係なく、生徒同士が自由に意見やアイデアを交換しながら、自分らしい表現を工夫していました。


中でも特に印象的だったのは、6年生が発表をしてくれたときに、低学年の生徒たちから「私も発表したい!」という声が自然とあがったことです。自分の思いを表現し、それを人前で伝えることは決して簡単なことではありません。にもかかわらず、先輩の発表に刺激を受けて挑戦したいという意欲を見せてくれたことは、講師としてとても嬉しい瞬間でした。


プログラミング教室は、単に「Webのプログラムを学ぶ」だけの場ではなく、論理的思考や自発性、挑戦する姿勢を育む時間として教育委員会でも位置付けられています。その中で、学年を超えて互いに影響を与え合い、自ら進んで手を挙げる生徒の姿勢に触れ、あらためてこの授業が持つ意義の大きさを感じました。



9月25日(第2回) Scratchで宝探しゲーム制作

プログラミング教室を楽しく笑顔で受けている小学生

2回目の授業では Scratchを使って宝探しゲームを作成しました。生徒たちはキャラクターやステージ、装飾、宝箱(人や動物、ギフトボックスなど多様なアイデアが出ました)を自由に選び、そのキャラクターに動きを与える「指示」を実際にプログラムしました。


1学期と同様に「当たり判定」をプログラムすることを伝えると、「もうできてるよ!」「早く次を教えて!」と元気な声が響き渡りました。


また、わからない生徒がいれば「ミニ先生」として学年を越えて教える姿も多く見られました。生徒同士が互いに支え合いながら学ぶ姿は、現代社会においても求められる重要な力であり、こちらが教えているようで逆に学ばせてもらう場面も少なくありませんでした。


限られた授業時間ではありましたが、生徒たちが助け合ってくれたおかげで予定よりも早く進行でき、その分、Scratchに公開されている世界中のクリエイターが作った作品を実際に遊んだり見せたりする時間を設けることができました。


「今日みんながプログラムした仕組みの積み重ねが、この大きなゲームになるんだよ」と伝えると、目を輝かせながら「いつか自分でも作ってみたい!」と声をあげる生徒の姿がありました。この瞬間、私の起業のきっかけでもある「キャリアを描ける最初のピースを提供すること」という想いがプログラミング授業を通して、未来の夢やキャリアにつながる大切なピースになるのだと強く実感しました。



今後の予定と授業に込める想い

ヴォルールの私たちの想いページのTOP画像

次回は9月29日(月)、4・5・6年生を対象にした キャリア授業とプログラミング体験(合計3時間) を実施予定です。その後、10月2日(木)には1・2・3年生にもキャリア授業を行い、そこで29日に高学年の生徒が作成したプログラムを実際に遊んでもらう計画を立てています。


高学年の生徒には

制作過程では目に見えないものの、完成したゲームを遊び、楽しみ、笑ってくれる人が必ずいることを実感してもらいたい。


低学年の生徒には

「キャラクターが右に動くのは、先輩たちが右に動くようプログラムしてくれたから」という発見を大切にしてほしい。


“誰かの楽しいは、誰かの努力でつくられる。そしてその努力は、必ず誰かの笑顔

につながる。”


このメッセージを授業を通じて伝えていきたいと考えています。



結びに


プログラミング教室は「論理的思考を育む場」であると同時に、生徒たちの自発性や協働する姿勢を育て、さらには講師自身に新しい学びを与えてくれる場でもあります。


これからも教育委員会や学校と協力しながら、プログラミング教育とキャリア教育を結びつけ、IT社会に強く、自ら未来を切り拓いていける生徒の育成に力を尽くしてまいります。


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